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【ネタバレあり】洋画のタイムリープ映画 オアシスが主題歌を歌う「バタフライエフェクト」と佐々木敦『未知との遭遇』

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好きな映画を紹介したい。『バタフライエフェクト』。

2とか3もあるみたいだが、最初の奴しか見ていない。

ただ、感動した。教訓になった。昔見た記憶を頼りに。

タイムリープの構造とスピード感

内容は「タイムリープもの」と呼ばれるもの。

主人公が過去に戻れる力を手に入れ、物語が展開していく物語。

「タイムリープもの」というだけあって、物語や映画の一つのジャンルになっている。

実際には過去に戻ることはできないが、「過去に戻れたらどうしよう。」という

ことを考えてしまうことは多い。その感情を揺さぶってくるタイムリープものの映画

タイムリープものの古典とも言えるのが『バタフライエフェクト』(よく知らんけど)

オアシスのエンディングテーマも素晴らしい。

タイムリープものにはよくあるものかも知れないが、スピード感があり没頭してしまう。

現在と過去を何回も行ったり来たりして、その度に音やエフェクトがかかり、

暇を与えない没頭感、考えながらストーリーに連れ去られてしまうのが素晴らしいところ

ネタバレ:人生は何度やり直せたとしても、全てがうまくいかない。

ここからは内容にネタバレを含みますが、最終的にはハッピーエンドという感じではない

主人公は何度も不幸や失敗があり、過去に戻る。

そして別の選択をする。こっちをたてるとあっちがたたず。

そんなことを繰り返している内に、幸せを求めて過去に戻っているはずが、

どんどん不幸になっていく。過去を変えようとしたがために思いもよらぬ

不幸に見舞われることになるのだが、能力に頼らず、

最終的には勇気で状況を打開する。能力ではなく、勇気で乗り越える。

そして、過去に戻ることをしなかったら訪れていただろう幸せのカケラを

見たところでこの物語は終わる。

過去に戻って、人生をやり直したとしても、全てがうまくいくことはなく、

最終的にも主人公に幸せは訪れなかった。

人生の教訓:サティスファイザーになること

これを私は人生の教訓にしている。

自分がしたことを後悔して、過去に戻ってやり直したいと思うことがある。

しかし『バタフライエフェクト』が教えてくれたのは、過去を変えられても

全てがうまくいくことはない。では、どうすればいいか。

自分に起こったことは「全ていいこと」と信じること。

起こってしまったことはポジティブに受け止めるのが1番だ。

マキシマイザーとサティスファイザーという考え方がある。

マキシマイザーは「マキシマム」。幸せを最大化しようという考え方。

だが、幸せを最大化するのは難しい。人生には無限の選択肢がある。必ず後悔する。

サティスファイザーは「サティスファイ」。起きたことで満足しようという考え方。

無限の選択肢、過去に囚われず、ある程度で満足した方が人生楽しいよという考え。

ここら辺の話は佐々木敦さんの『未知との遭遇』という本の話に書かれている。

ほぼ、佐々木さんの受け売りだが、『バタフライエフェクト』を見て、

「まさに!」と思った。是非合わせて、見て、読んでほしい。