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リモート作品の2020年最高傑作。東京03単独公演「隔たってるね。」感想

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2020年新型コロナウイルスの影響で、人と人の接触が敬遠され、

できる限りオンライン・リモートで行うことが推奨されている。

そんな中、2020/5/27 東京03のリモート単独公演が行われた。

東京03の「隔たってるね。」公演

東京03のyoutubeチャンネルで19時から開催された。

生のリモート公演であったが、録画もあげられているので、まだ見ていない人は是非。

そもそも、この公演は単独公演が行えない代わりに行われたもの。

東京03は2000年ごろより、毎年単独ライブを行っており、

毎年集客を増やしており、今では全国で数万人の集客がある。

毎年、全国で単独ライブを行える人気と実力がある芸人はなかなかいない。

そんな、東京03の単独公演ももれなく、コロナウイルスの影響で

開催中止を余儀なくされた。そんな中で発案された、リモート単独公演。

まさに、「今できること」「今しかできないこと」を形にした。

しかも、生配信のライブ。リモート作品2020年の最高傑作だと思う。

作品の最高は変えながら変えない。

良かった部分は「変えながら、変えない」ということ。

「変えた部分」は現在の世の中の状況とその公演の内容、観客との距離。

「変えざるをえなかった」と言ってもいいかもしれない。

今までと変わってしまった多くの部分、同じ気持ちでは見れないと思っていたが、

僕らが知っている東京03が画面の中にいた。

「変えなかった部分」は東京03そのもののスタイルだ。

世の中に定着した東京03のスタイル、ライブの形があった。

「ライブタイトルに沿った1つ目のコント」

「1つ目のコントが終わった後の角ちゃんが歌うオープニングテーマ」

「細かなことに気づいちゃう飯塚さん」

「コントの題材を使った幕間の映像」

「最後の尺が長めで展開していくコント」

東京03のスタイルが完全にそこにあった。

しかも、映像や技術に頼りすぎず、ところどころ手作り感があった。

「作り手の想い」が詰まっていた。

アイデアが形になって、しっかりと伝わってきた。

お笑いでできる「変えながら変えたい」最高のスタイルだった。

ファンを増やし続けたから届けられたもの

オンラインが推奨される世の中で、多くの人が趣向を凝らして

「オンライン」「リモート」のコンテンツを出しているはずだ。

どれだけ面白くても、自分のもとにほとんどが届かない。残酷だ。

世の中の全ての情報にアクセスすることは不可能。

この状況で、東京03のコントが多くの人に届けられるのは

日々、コントを続けて、ファンを増やして、信頼を得てきたからだと思う。

積み重ねがこんな世の中の状況下でも私たちに届く。

上手く言えないけれど、積み重ねていなけば、いざという時に情報を届けれれないん

だと感じた。いざという時に想いを届けられるように日々の積み重ねを大事にしよう。