2020年6月9日出演アーティストが発表された。
中止が発表されていたROCK IN JAPAN FESTIVAL(ロッキン)2020に
出演予定であったアーティストだ。
中止したのに予定されていたアーティストが発表された。
ROCK IN JAPAN FESTIVALは日本4大夏フェスの1つに数えられる
日本を代表する音楽フェスティバルだ。「ロッキン」の略称で親しまれている。
8月の3〜4日間、茨城県ひたちなか市のひたち海浜公園で開催されている。
各日、数万人の来場がある夏の人気イベントだ。
この2020年のロッキンは元々東京オリンピックの影響で通常4日間の開催が
3日間の開催が予定されていた。
さらに、新型コロナウイルスの影響で、大規模イベントの自粛が要請されているため、
5月の段階で今年の開催の中止が発表された。
夏頃にはコロナウイルスが収束し、イベントの開催を心待ちにしていた人が多いだけに
多くの音楽ファンは落胆した。
その後、6月に入って中止が決まったロッキンに出演する予定だったアーティストが
発表されたのだ。例年、アーティスト発表は4、5回に分けて行われ、後に日割りも
発表される。お目当てアーティストの日程が決まってから申し込みたいが、終盤に
なるとチケットを取りにくくなるため、ファンの間ではその駆け引きも楽しみの1つ。
今年はアプリで毎日数組ずつアーティストを発表する方式をとっており、
半分くらいのアーティストはすでに発表されていたが、残りが一気に発表された。
フェスはアーティストなどの予想が1番楽しい時間
その発表には昨年の紅白に出場した、Official髭男dism、King Gnu、LiSA、
フェスで人気のマキシマム ザ ホルモン、サカナクション、[Alexandros]
など豪華な顔ぶれ。
いきなりで少し驚いたが、単純に行きたかったなぁと思ってしまった。
もともと、5月6月は私にとって、フェス準備で心踊らせる季節だ。
各種夏フェスの出演アーティストがおおかた決まり、日割りも発表されてくる。
行く夏フェスを決めて、タイムテーブルを予想するそんなタイミング。
今思うと、こんな5月6月を7年ほど過ごしていた。
この準備期間が1番楽しいと言ってもいいかもしれない。
もちろん現地で楽しむのが最高なのだが、途中まで発表されている段階が1番楽しい
妄想ができる。
・〇〇はアルバムツアーが6月で終わるから、夏フェスに出る可能性がある。
・トリがかぶったらどうしよう。
・ここが時間かぶったら、休憩なくてヤバイな。
限られた情報だけで想像していくのが時を忘れるくらい楽しい。
アーティスト発表の段階では妄想だが、アーティストは発表されたら、
理想のタイムテーブルを組んで、タイムテーブルが出たら曲順を予想したりして、
夏が近づくにつれて、気温が上がるにつれて、ワクワクが高まっていく。
7年間こうして夏を迎えていたんだと気づいた。最高の時間だった。
隠し続けるアーティストも辛いのでは?
少し熱が冷めて、「どうせやらないんなら、なぜ発表した?」という気持ちも
湧いてきたが、ワクワクした妄想の日々を思い出してくれたことに感謝したい。
また、公式が発表しないまま、この夏が過ぎてしまうと、
アーティストも発表できず、辛いのでは?ということも考えられる。
公式が発表する前にアーティスト側がフライングで発表してしまうのはもちろん厳禁だが
言えない辛さをラジオパーソナリティの伊集院光さんが言っていた。
ラジオで喋れないことは仕事として受けたくないと。テレビ業界では収録してから
オンエアまで、数ヶ月ということもある。この時のエピソードをラジオで話せないのは
辛いという。これはアーティストも同じだと思う。
夏フェスの参加が決まったら、公開したいのに、公式の発表をまって。
中止が発表されて行き場のない気持ちを抱えていただろう。
しかも、半分くらいのアーティストはすでに発表されていた。
それぞれのアーティストが小出しに「ロッキンに出る予定だった」と聞くのも気持ち悪い
公開されたことで、みんな気持ちよく口にできるし、
私も再び妄想の地図を広げつことができる。ありがとう!