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定額払いの確認をNHKにもしてほしい。Netflixの利用確認

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Netflixの神対応が話題だ。会員に対して、使っているのか確認を促すメールを送り、

「利用している」をクリックしなければ、退会となるシステムだそうだ。

素晴らしい!このニュースを見てNHKにも視聴しているか確認をしてほしいと思った。

Netflixは退会確認をしてくれた。

Netflixは有料の動画配信サブスクだ。月の定額料金を払えば、

動画が見放題のサービス。

「全裸監督」や「ARASHI’s Diary」など独自のコンテンツも配信している。

外国資本ということもあり、私の周りでは「Amazon Prime」の方が多数派だが

芸能人の話などでは、Netflixのコンテンツの話も多い。

Netflixはその流通戦略でも有名で、日本のあるTVメーカーのリモコンを作る

代わりに「Netflix」のボタンをリモコンにつけてくれと提案したそうだ。

そんな戦略で広告を出す以上に一般に認知されるようになったと言われている。

そんな「Netflix」がこの度行ったのが、退会確認のメールだ。聞いた話によると

「Netflix」会員全員に「あなたは最近、Netflixを利用していますか?」

とメールを送った。それで、ボタン選ぶ。

「利用している」「利用していない」

「利用している」を押した人はもちろん継続利用となるが、

「利用していない」を押した、または何も反応しなかった人も「退会」となるという。

具体的な期間等は知らないが、これを企業側がやるというのはすごい。

定額型サービスは一回払ったら知らずに払い続けている人も多いという。

定額型サービスを提供している側からすると、払い続けている人はいい収入源だ。

この収入源を自ら失うかもしれない暴挙にでた。ほっとけばいいものを。

これが結果的にどれだけ売り上げに影響するかはわからないが、

真の「顧客志向サービス」などと称賛を受けている。私も強く賛同する。

全ての「定額型サービス」で収益を得ている会社のトップに株主総会で聞きたい

「Netflix」のこん取り組みをどう思うか。これに勝る「顧客志向」があるかと

返品オッケーはあったが。

こういった顧客志向のサービスは別のジャンルでもあった。

・肌に合わなかったら無料で返品できる化粧品

・不味かったらお代はいらないという飲食店

・観戦チケットの代金は自分で決めていいという野球の試合

これらのサービスは「返報性の原理」を利用したマーケティングだと思われる。

企業側は無料で提供し、提供を受けた顧客はそれに応えてなにかを応えようとする。

「返報性の原理」に従えば、恩義を感じて、しっかりとお金を返してくれるだろう

というマーケティング戦略。

また、失敗したとしても、新規顧客獲得の入り口になっていることがわかる。

総じて、これらのマーケティングは失敗していることが多いようだ。

(おそらく、顧客が求めるほどの品質を提供せず、返報も生じなかったんだろう)

今回の「Netflix」からの提案はすでにお金を払ってくれる人に対してということだ。

新しい市場の開拓等ではない。「顧客視点」にたった真のサービスだ。

これは「Netflix」からの奉仕だ。顧客がこれにどう応えるかが楽しみだ。

熱狂的なファンが「Netflix」についたことは間違いないだろう。

一番見習うべきはNHKだ。

このニュースを見て、私も定額で払い過ぎでいるものがないか

クレジットカードの明細と通帳を見返した。

クレジットカードの明細を見て、たまにしか乗らない「カーシェア」を

解約しようかと思ったが、たまに利用するし、運転は好きなのでこれはそのままにした。

おおよそ引かれるべきものが引かれていて、余計なものはなさそうだが、

1点だけ気になったものが。

「 NHK」だ。

延々と私の口座からお金を引いていく。

たまに見ているが、受信料を払っているだけの価値があるとは。。。。

「NHK」こそ、「Netflix」に倣って、全ての世帯に確認すべきだ。

「あなたはNHKを見ていますか?世帯にTVはありますか?

回答がなければ、引き落としを停止させていただきます」と。