Creepy NutsのDJ松永が2022年1月、久しぶりに童貞や彼女について言及しました。
オールナイトニッポン0での発言からです。「本人はネットニュースには絶対にするな!」と言っています。
違和感を持っている人もいると思うので、オールナイトニッポン0での発言と僕の考えをまとめます。
2022年1月11日オールナイトニッポン0でのDJ松永の発言
1回ラジオを聞いての、まとめですので、概要をかんたんに説明します。
1月に行われた「あざとくて何が悪いの」のイベントにゲスト出演したDJ松永。
そこで、「すっぴんが可愛い人をどのように褒めるべきか」という質問をしたとのこと。
松永の意図としては、メイクを頑張っている女性にとって「すっぴんが可愛い」は必ずしも褒め言葉にとられないから、すっぴんの可愛さを褒めつつ、メイクの努力も軽んじないような褒め方ができればと考えての質問だったよう。
僕はこのイベントを見ていないので、詳細はわからないが、すっぴんを見るということは一緒に寝泊まりするような彼女のような存在なのでしょう。
「あれ、松永お泊りしてるの?童貞じゃなかったの!」と思った人が一定数いたようです。
この発言に対して、
「プライドを持って仕事をしてほしい」
「松永は魂を売ったのか」
「Creepy Nutsの曲は好きだけど芯は信用できない」
などのコメントがあったという(Twitterですかね。)
この発言の意図としては「DJ松永=童貞」のイメージがあるからだ。確かに売出し中の2016年ころ、童貞のDJとしてライブなどでも煽っていた。
この発言をうけて、あれから何年も経っているのに、まだ彼女もできずに童貞だと俺は思われているのか。と発言している。
彼女ができても、別れても、童貞を卒業しても公にしていないだけ。俺をなんだと思っているんだ。とのこと。
普通の人よりは恋愛経験などが遅かっただけ、全員自分の恋愛関係等を公にしているわけではない。
童貞を公表していた芸能人
確かに、DJ松永を童貞だと思って応援していた人も多いかもしれない。参考に、アラサーの筆者が知る童貞を公表していた芸能人をまとめてみる。
ハライチ 澤部佑
童貞キャラとして印象に残っているのがハライチの澤部である。
テレビに出たした20代前半の頃、漫才のつかみやフリートークでも「童貞」を公言していた。
M-1グランプリの常連となり、テレビの人気者となった澤部はほどなく、できちゃった結婚をしてすっかりパパ芸人になっている。
テレビへの露出が増え、童貞いじりをされることも多く、テレビで「童貞卒業」という話を聞いたことがある。
売れて、童貞を卒業して、結婚する。芸能人として当然のように見えるルート。
童貞卒業から結婚が早かったこともあってか、あまり違和感はなかったと思う。
忘れらんねえよ 柴田
ミュージシャンで童貞を売りにしていたのが「忘れらんねえよ 柴田」である。
僕は「忘れらんねえよ」を曲ではなく、ボーカルが童貞のバンドとして覚えていたくらいである。
童貞・柴田が語りかけるメッセージがファンたちに響いていたというネットニュースをよく見た気がする。
しかし、ある日、童貞を卒業(もしかしたら、そもそも童貞ではなかった)してことがばれ、バッシングを受けていた。
童貞スピリットを売りにしていた「忘れらんねえよ」を当時ほど聞くことはなくなってしまった。
ファンが離れていったのだと思う。
このように、童貞を応援したいファンも一定数いる。
霜降り明星 粗品
童貞として思い出すのが、アメトークの「チェリー芸人」である。
童貞・処女の芸人を集め、トークを行う。その中の中心メンバーが霜降り明星の粗品である。
粗品は若くしてM-1グランプリ・R-1グランプリで優勝しており、背も高く、爽やかな出で立ちだ。
童貞の原因はカントン包茎にあるという、女性とそうゆう雰囲気になっても物理的に行為ができないのだという。
そして、2021年年末結婚もした。行為の可否は気になることだが、粗品は童貞を「ウリ」にしていないのがポイントである。
お笑い芸人として活躍しながら、一応「童貞」であるという状態にすぎない。
また物理的に行為ができないだけで、女性との交際景観もある。
粗品を一般的な芸能人「童貞」と見るのは無理がある。
童貞問題を一般人が怒るわけ
Creepy Nuts DJ松永の発言が理解できないこともないが、ファンの心理も非常によくわかる。
前の章の「忘れらんねえよ 柴田」のケースに似た感情がわく。
DJ松永は「確かに、童貞と言っていた時期はあるが、数年言っていないので、悟ってほしい」というような言い分であった。
しかし、ファン(特に長年のファン)からすると、言ってくれればよかったのにという思いが絶対残ってしまう。
僕がCreepy Nutsを始めてみたのは確か、2016年のロックインジャパンフェスティバルだ。
ラップバトル優勝のグループだとか聞いて、見に行った気がする。
そのステージは素晴らしかった。観客からお題をもらい、R指定がラップする「聖徳太子スタイル」。
そして、松永が繰り広げるルーティーン。R指定が「童貞松永の指先のテクニックで気持ちよくなってください!」という煽りをしていたように覚えている。
テクニックもすごかったし、等身大で語るヒップホップグループを好きになった。
ラジオでもテレビでも際どい発言をガンガンしていて、曲も聞くようになっていた。
世界一になるし、オードリーやR1グランプリに曲を提供するし、オリンピックに出るし、大人気になっていた。
最近は童貞いじりもしていないし、童貞ではないということもなんとなくわかっていた。
でも、好きになったときの距離感で、等身大の話をしてくれるCreepy Nutsが好きだった気持ちもある。
DJ松永さんの発言は理解できるし、自分が同じような立場だったとしても、
「童貞を卒業しました!」とか「彼女ができました!」なんてことはいわないだろう。
でも、どこか期待していたというか、そういうときは言ってくれるんじゃないかと思っていた。
厳しいコメントをし、そう思っているのはごく一部だと思う。
しかし、どこか寂しい思いをしている人は結構いるのかもしれない。