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番組差し替え対応について、犯罪者や炎上した人の処遇を考える

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有名人の逮捕や炎上はいつもニュースを賑わせている。

その中でみる「番組差し替え対応」について考える。

番組差し替えに大慌てというニュース

有名人の逮捕は突然だ。逮捕だから当たり前。

被害者から被害届があって、または捜査班が秘密裏に操作を進めていて逮捕に至る。

または、テレビやラジオ内外問わず、その行動が世間の琴線に触れ、炎上になる。

そんな時に、番組をとっていたテレビ局は「差し替え対応」に迫られる。

法的もしくは倫理的に社会から裁かれた人が誰にでもみられる番組に

登場するのはまずいという考えからだ。

本記事を書いている、2020年5月16日にはボビーオロゴン容疑者が暴行罪で

逮捕されたというニュースがネットを賑わせた。

「番組の差し替え」は必要なことなのか。

被害者保護と社会的抹殺

そもそも、「番組差し替え」は2つの観点がある。

「被害者保護」と「社会的抹殺」だ。

被害者保護

逮捕や炎上の対象となった方がへの保護という観点。

暴行罪で逮捕されたのであれば、暴行された被害者がいる。

その被害者にとって、加害者の芸能人が普通にテレビに出ていることは腹立たしいであろうし、

負った傷をさらに深めることになりかねない。

炎上の場合もそうだ。例えば、女性蔑視の発言をして、炎上した場合。

世の女性はその発言をした人を見ただけで不快な気持ちになるかもしれない。

そういった被害者の視点に立って、その有名人をテレビに映さないというのは理解できる。

社会的抹殺

これは犯罪者や倫理的異常者を社会から抹殺するという観点。

例えば、大麻を使って逮捕された場合、

自身の裁量で大麻を所持し、使用していたとすると被害者はいないが、法律は犯している。

こんな時もテレビに出れなくなる。社会のルールに反したから、社会には戻せないということ。

これは逮捕・犯罪でもグラデーションがある。

自動車事故を起こしただけでは、テレビに出られなくはならない。

一方、未成年の時に飲酒、未成年の時にタバコ、未成年との飲酒、闇営業などは

テレビに出れなくなり、一定期間謹慎となることが多い。

あくまで、社会が許す期間、社会から距離を置いてもらうというもの。

なんとなく、社会が許してくれそうな期間を待つということ。近年はこれが厳しくなっている。

あとはテレビがスポンサーによる収入で成り立っている以上、

スポンサーに悪いイメージがついてしまうということもあるかもしれない。

間接的に、スポンサー企業が出演犯罪者に給料を出しているように見えてしまう。

また暖簾の話。誰でも見れるところはダメかも。

犯罪者が出ている番組や映画にもスポンサードする企業が出てくるのが1番いいのだが、

不買運動を行う等「倫理観を振りかざす奴」が多い。

それは、企業利益をあげるためのスポンサードが逆効果になってしまう。

民度が高まるのが1番いいのだが、それか逆に応援運動が生まれるか。

それでも、社会が変わることに託すしかない。

私の考えとしては、深夜ラジオが暖簾の中という話をしたように、

ある種、犯罪者等も暖簾でいいのかもしれない。

嫌な人は見れないようにすればいい。その都度、差し替えまでする必要はない。

その人が出ていることを番組冒頭でも明示すればいい。

犯罪を助長するわけではないが、やりすぎな気がしてならない。