2020年6月26日『霜降り明星のオールナイトニッポン0』が放送された。前週は週刊文春が報じた騒動後、初の生放送ということで、注目を浴びた。しかし、騒動には全く触れず、「ポケットいっぱいの秘密」のコーナーを全編に渡って放送した。業界からの評判は高く、芸人としての力を見せつけた。
騒動直後で被害者との話もできておらず、具体的な話ができなかったという背景もあっただろう。
前の週で騒動に触れなかっただけに、この日のオールナイトニッポン生放送も注目をあびた。私もMixChannelという動画込で当日の放送を聞いた。
結論としては、前週より面白い。むしろ、「1週間前にこれをやっていたほうが良かったんじゃない?」と思うほどだったので、細かく感想を書いていきたい。
霜降り明星のオールナイトニッポン(ANN)0の通常の流れ
放送はほぼ通常回と同じ流れで行われた。序盤に最近起こったことや会った人、番組の話、ハマっていることなどの話がある。それになぞらえたメールテーマが発表され、当日の放送の軸となる。トークの合間、コーナーの合間にリスナーからのメールが放送される。1時間を過ぎたあたりからコーナーが始まる。ラストアイドルの替え歌の「」のコーナー、「野党」、「一行」など、粗品・せいやがそれぞれ選んだメールが紹介される。番組の終盤にはエンディングトークがあり、放送終了となる。
霜降り明星のオールナイトニッポン(ANN)0の6月26日放送の流れ
通常回と同じだが、フリートークは粗品の最近の悩みから始まった。「最近おしっこ近いねん」という話。この話から「ちんこ」を出す話に。霜降り明星おなじみの粗品のちんこ関連ボケとせいやのちんこつっこみが繰り広げられ、自然とせいやの騒動の流れに。粗品さすがという感じ!ここからはひらすら騒動の話に。粗品はずっと笑いながら、アホなことをしたせいやをいじる感じ。せいやは深刻にショックを受けているように話つづける。せいやが粗品に改めて謝罪をしたりするも、粗品は一貫していじり続けていた。
フリートークが通常より長く続き、爆笑問題太田にいじられたことも語った。また、今回のせいやの騒動を受けて、メールテーマは恥ずかしかったこと。リスナーからの恥ずかしかった体験談が送られてくるが、せいやの騒動に比べると薄めのエピソードが多く、せいやが「エピソード弱いねん!」という流れに。その他コーナーのメールなどでも下ネタを予感されるようなワードがあるとせいやが反応してしまい、「いじられているせいや」が面白かった。
また、同様のちんこ出し芸人として「笑福亭鶴瓶」「志村けん」「ウエストランド井口」の名前をあげ、彼らに並んだと粗品がいじっていた。特に尊敬している志村さんについては自分で出したのではなく、インスタグラムのアカウントを乗っ取られただけだとせいやは訂正していた。
感想・騒動をいじられたときの対応がすごい
聞きたかった霜降り明星のラジオが聞けた。先週は「加害者」や「不倫」というキーワードとともに語られたためギャグにできる雰囲気はなかった。渡部さんに続いて謹慎か!などというニュースも出ていた。LINEのやりとりの流出などもあり、単純に「せいやアホだな」「せいや可哀想」という流れになり、いじりやすい流れになった。かつてのウエストランド井口さんと同じような流れになった。ここに粗品の意地悪さが加わり、極上のエンターテイメントになった。
まとめと今後への期待
今回の騒動をうけて、霜降り明星のお笑い力の高さを改めて見せつけられた。先週の「全編ポケひみ」と「騒動の話を含めた通常回の放送」で別の形ですごい笑わされた。
今後もせいやへの下ネタ関係いじりが続くだろうが、それを含めてバラエティとして楽しめそうだ。