いま必ず見るバラエティ番組の1つが『有吉の壁』だ。数年前から深夜やスペシャルで放送されていたが、2020年4月から水曜19時からのゴールデンタイムでレギュラー化された。
『有吉の壁』の魅力はゴリゴリのバラエティ番組であること。ネタでもなく、情報系でもないお笑い番組は減っている中、直球のお笑い番組。芸人が様々なシチュエーションで有吉を笑わせるためにネタを披露する。
チョコレートプラネットの「TT兄弟」を輩出したのも『有吉の壁』。ほか、様々なキャラクターが『有吉の壁』で披露されている。次に来そうなのが「ストレッチャーズ」というジャングルポケットのキャラクターだ。
『有吉の壁』のストレッチャーズ
『有吉の壁』の中で各芸人が新キャラクターを披露するコーナーがある。パンサー管の「パラパラおじさん」やチョコレートプラネットの「Mr.パーカージュニア」も同コーナーで披露された。
新たに注目を浴びているのがジャングルポケットの『ストレッチャーズ』。
筋トレのお兄さん風の格好をしたジャングルボケットの3人が音楽に併せて筋トレを披露する。太田やおたけは効果がありそうなきつい腕立て伏せやスクワットを行う。しかし、斎藤はそんな強度の高いトレーニングを行うことはできない。
そこで、斎藤はリズムに併せてあまり効かないトレーニングを披露するのだが。。。
あとは動画をみてほしい。
始めて見た時に爆笑し、その後もYoutubeで見ようとしてしまうほどだった。
Youtubeで残念なことに
話題になったものはだいたいYoutubeで見ることができる。公式が出していない、テレビやラジオの音声はだいたいが違法だ。私はDIGAで録画したものやradikoのものなど、認められたものを見る(聞く)ようにしている。
ストレッチャーズは面白すぎたので、Youtubeで探したら『有吉の壁』の公式チャンネルがあった。
「ストレッチャーズ」は放送内でもはねていたので、早速公式チャンネルがYoutubeに動画をあげていたのだ。
再度、Youtubeで見れるとはありがたい。4分程度の動画なので、すぐに再生した。
太田のフリがあって、斎藤のメインの部分に入っていく。
しかし、なにか盛り上がらない。「あれ?」と思った。
一度見たものをもう一度見たら大したことないということはよくある。その現象かと思った。
全編見てもなんか違う。DIGAで録画した『有吉の壁』を見て気づいた。
音楽が変わっているのだ。
笑いの肝だった「わっちょべれー、わっちょべれー」という音楽がYoutube版にはないのだ。
別のそれっぽい音楽に変わっていた。落胆した。
テレビで見ておいてよかった。Youtubeの弱点
テレビで見ておいてよかったと率直に思った。
テレビで話題になったまとめをYoutubeで後から見るという人が一定数いるそうだ。確かにそのほうが効率的。だが、Youtubeには載せられない音楽があるという経験をした今、テレビで見る価値を感じる。
もとのままでしか得られない楽しみがある。
Youtubeに上がっているものは音楽が削られているものも多い。そういえば、最近Hulu(フールー)で見た『住住SUMUSUMU』でも本編では流れていたはずのrei harakamiの音楽が別の曲に変わっていた。『住住』全編を通して使われていた象徴する曲だったのに、有料でも変わってしまうのかと思った。
ネットニュースは番組や発言の一部が「切り取られる」ことが問題視されている。前後の文脈を伝えずに極端な発言をしたようにネットニュースでは書かれる。
Youtubeも同じような要素がありそうだ。いい部分だけが切り取られて本当の味が出ていないことが。