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『THE 芸人 プリズン』の感想 アンタッチャブルとオードリー

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2020年7月11日土曜日の昼間に日テレで新番組が放送された。番組タイトルは『THE 芸人 プリズン』。
アンタッチャブルとオードリー 4人で大喜利を出して答え合うバラエティ番組。

休日の昼間にはもったいない面白さだったので、初回の感想を書いてみる。いずれレギュラーになってほしい。

『THE 芸人 プリズン』とは

アンタッチャブルとオードリーが芸人プリズン(牢獄)に閉じ込められ、100の笑い(Big Laugh)を取ることで脱獄できるというコンセプト。
笑いをとるのに4人が順番に大喜利のお題をだし、残りの3人が答えをだしていく。大喜利の回答の笑いが「Big Laugh」や「Small Laught」などで判断される。おそらく「Big Laugh」は中尾明慶・仲里依紗「ビッグラブ」のパロディ。

ひとまず、放送は土曜日の13:30〜14:00の30分間が2週に渡って。日テレが得意とする家族で楽しく見れるバラエティという感じだ。
ディレクターは『たりないふたり』でもおなじみの安島さん。オードリー若林とは信頼関係ができているようだ。

『THE 芸人 プリズン』の感想

ゲストなしでお笑い芸人4人の大喜利番組なので、非常に「お笑い要素」が高く、面白い。4人の力が存分に発揮される感じでもある。
正統にお笑い芸人として売れてきて、バラエティ番組に欠かせなくなった ザキヤマ・若林 
異端なポジションをとったりスキャンダルがありながら芸能界の荒波を生き残っている 柴田・春日
この対比がわかりやすく見えて面白い。

フリと手数のザキヤマ

「お笑いモンスター」という感じ。どの番組でも力を発揮する。手数が多いし
、大喜利ではフリを使いながら、笑いにつなげる。
最年長ということで、雑なスキャンダルいじりをできるポジションもしっかりとっている。

『IPPONグランプリ』ではバカリズムや麒麟川島がフリをしたあとに回答を出す技を使っているが、ザキヤマもさらっと使っていてすごいと思った。

着眼点の若林

大喜利の問題を出す側も大喜利を回答側もする番組。自身のキャラクターに併せて問題を出していてすごかった。
小物MCをやるようになって、内村さんがもつメガホンやたけしさんがもつピコハンのようなものを持ちたいので、なにがいいか?というお題を出していた。

小物MCの自分という「いじりしろ」を作っていて、しっかり着眼点を見せてきていた。

キレのいいツッコミの柴田

2019年の『脱力タイムズ』で復活したアンタッチャブル。ザキヤマが容赦なく柴田をいじっているのが気持ちいい。いじっているようで、「本気で思っているかも」とも思わせる。

それを明るく、キレよく広げる柴田。さすが、M1チャンピオンという感じ。ボケを大きくするようなツッコミは健在で、芸人だらけな場で活きている。

挑戦する春日

春日は「キャラクター」で番組に出ることが多く、がっつり大喜利をすることは少ないように思う。
しかし、芸人4人でガッツリしたお笑いの場、他の3人に向かって果敢に大喜利回答を書いているところはかっこよく思えた。

深夜枠と同様、レギュラー化を期待

バラエティ番組の始まりは深夜枠ということが多いが、休日の昼間枠というのも出てきているようだ。
ガッツリしたバラエティは視聴率が固まりづらく、また新しい題材を常に出していくのが難しく、いきなりゴールデンで始まるものは最近はあまりない。

ただ、アンタッチャブルとオードリーというバラエティの能力が高く、高感度の高い(?)の2組なので、いい枠でレギュラー化してもらいたい。近年ででてきた『あちこちオードリー』『テレビ千鳥』のような日々の生活を楽しみにしてくれるバラエティ番組になれば嬉しい。

次は7月18日に後半戦が放送されるとのこと。